むの字屋辞典

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◆ せ ◆

せいぎ【正義】自分にとって都合がいいこと。
よって、百人いれば百通りの正義がある。物語に出てくる正義の味方が掲げる正義は主人公だけの正義のことである。悪役にはまた悪役の正義があるということである。
したがって、「正義は必ず勝つ」という言葉はまったくもって正しい。二つの正義が戦っているのだから、どっちが勝っても正義の勝ちだからである。

ぜんごのみ【前後呑み】ワイン用語から庵主が造った言葉である。
ワイン用語に、「垂直飲み」「水平飲み」という用語がある。
垂直飲みとは同じ銘柄のワインを年代別に飲み比べることある。水平飲みというのは同時代のワインを飲み比べることである。
日本酒にもその呑み比べ方は利用できる。
それとは一寸意味が異なるが、庵主が造ったのが「前後呑み」と「同時呑み」である。

前後呑みとは、二つ以上のお酒を時を違えて呑み比べるむことである。
同時呑みとは、二つ以上のお酒を同時に並べて呑み比べることである。
前後呑みでは、呑み比べるといっても、その比較は時間を経て行なわれた目に厳密な比較はできない。記憶による比較ということになる。
二つのお酒に明確な味の違いとか、うまさの違いがあれば日を違えて呑んでもその違いははっきり判るが、似たようなお酒の場合にはその違いがはっきりしないものである。
その場合は、安い方のお酒で十分だというわけである。
懐に余裕があるときは値段の高い方を選べばいい。その方が気分がいいからである。●ブログの参考頁

 

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