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「秋鹿」の2年もの生酒はなめらかで甘美
「秋鹿」は米から自前で作っている蔵元です。その生酒を買ってきました。
銘は「一九九九 二・十九」。これは酒を搾った日のこと。買い求めたのは2001年の6月1日ですから、この酒は生酒のまま2年間静かに眠っていたことになります。
口に含んだときのそのなめらかなこと。こんなに舌にここちよい飲み物があるのだろうかというような甘美な感触が楽しめます。酒の食感の白眉といったら宣伝文句になってしまいますが、その感触は一度体験してみる価値があります、酒の好きな人には。
笹塚の本間酒店にあります。500mlで2800円、税別。
「冬樹」の味わいに似て品のある生酒なので庵主は好みです。でもよく勘定したら一升10,080円なのですからうまいのはあたりまえです。「冬樹」はやっぱり偉い。2001/6/10
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