むの字屋辞典

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◆ の ◆

のむ【呑む】庵主は、「呑む」と「飲む」を書き分けている。
お酒(清酒)の場合は呑むと書く。焼酎も呑むである。それ以外の酒は飲むと書く。
お酒と焼酎はなぜ呑むとするかは、いずれも國酒〈こくしゅ〉だからである。天から日本人に与えられた恵みだからである。感謝の気持をこめて呑むと書くのである。
ビール等は国産品であっても飲むである。

のむ【飲む】庵主は、「呑む」と「飲む」を書き分ける。
お酒(清酒)と焼酎以外の酒を口にする時は飲むと書く。
飲むは、食に欠けると書くのは皮肉か。いや、飲むと食事がすすまないという人がいるから、食生活に欠陥を生じるから注意しなさいという故人の心遣いなのだろう。
漢字はけっこう知恵者なのである。
お酒は呑むである。
呑むは、天に口づけすると書く。感謝の気持をあらわすという意味である。
日本酒は日本人の心である。伝統である。文化の精華である。そういうお酒を口にできることに恵まれていることは幸せという以外にない。
それで幸せを味わうことを呑むとしたのである。
呑むは、天に口でなくて、夭〈よう〉に口でないかという指摘もあろうが、それについては参考ブログにくわしい。●ブログの参考頁

 

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