「むの字屋」の庵主はこんな人

「むの字屋」の庵主はじつは酒が呑めません
 「むの字屋」の庵主は酒が呑めません。ほとんど酒が呑めない。量が呑めないのです。ビールをコップに半分ぐらい口にしただけで顔が真っ赤になってしまいます。
 それなのに日本酒が好きなのです。好きというより最初は好奇心でした。日本酒という文化を知らずして日本人といえるか、という見栄から日本酒を呑みはじめました。酒がうまいわけがありません。その頃の日本酒はひどいものでした。ところがある時、吟醸酒に出会ってびっくりしたのです。それまで庵主が呑んでいた日本酒とは次元が違う酒があることを知りました。いい日本酒を呑んだときには「うまい」という感動があるからまた呑みたくなるのです。いい酒は芸術品を見るときのような深い味わいがあります。ぜひ一度うまい日本酒を味わってみてください。

幸せな「不幸」もあります
 うまい酒を造る奇特な人がいる。その酒を見つけてくる酔狂な人がいる。そのような酒の味を知ってしまった不幸な人がいる。
 「むの字屋」の庵主はそんな不幸に、今どっぷりとつかっています。日本酒のおいしさを、その感動を伝えたいと思ってせっせとこのホームページを書き続けています。

庵主の拠点は東京は新宿の曙橋です
 このホームぺージは、東京都の新宿区にある曙橋(あけぼのばし)から発信しています。
 東京は貪欲な街で、全国各地のいい日本酒を数多く集めてきては飽きることを知りません。そうはいっても東京ではめったにお目にかかれない美酒もたくさんあることは想像にかたくありません。一人の人がすべての日本酒を呑むことはできませんが、庵主が呑んだことのある現在流通している日本酒の味わいがどんなものなのかを知っていただき、日本酒を楽しんでいただくための一助にしていただければと思っています。